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2016年1月4日月曜日

スクール速報・長寿梅

私が盆栽の世界に足を踏み入れた昭和40年代において長寿梅という樹種はまだまだ流行中の樹種という側面をもっていて、挿木などによる増産の最中でした

当時でも、名木と呼ばれるほどの逸品も稀に存在はしましたが
庶民が持っているのは下草程度のものがほとんどでした

ですから、とても今日のようなミニサイズでの逸品などは思いもよらず
骨組のしっかりした本格模様木などは、まさに夢のまた夢だったのです

さてそこで今日お見せするのは
若手ながらスクール歴ではかなりの古参になるベーちゃんの長寿梅

暮れに見えたときに見せてもらったとたん唸ってしまいました

1 やや斜めの立ち上がりの姿に迫力があってイイ

2 立ち上がりの根っ子の掴み具合がカッコイイ 

3 左へ差した枝に力があってイイ

4 小枝のほぐれがイイ

あまり褒めると褒めすぎになりますが
この長寿梅の適度な若さも魅力の一つになっているんです

盆栽は古色感をもっとも大切にするものですが
この長寿梅には、老いるはるか以前、つまり青年時代の命の輝きが溢れて見えます

だから、盆栽としてはまだ若い、つまり若過ぎるんだけども
そこに溢れる命の漲りは、将来性という意味で自身を強くアピールしているように感じらるのです

まあ簡潔に言えば、盆栽を鑑賞するとき、ましてや評価の要素を伴うときなどは
将来性の予測や予感は鑑賞者に強い影響力を与えるようです

というわけで、べーやん!
この長寿梅は夢のある樹ですから、頑張って育ててくださいね


樹高は約10cmほど
鉢は堀江美功さんの瑠璃釉丸

ちょっと鉢が大きいような気がしますね
植え替えの度に少しずつ小さくしていけば根に無理をさせずにサイズダウンできます


立ち上がりの力強さが一番の持ち味
間延びさせないようにしながら小枝を密に仕上げていきましょう

それではみなさん、今年もよろしく!!

スクール速報・長寿梅

私が盆栽の世界に足を踏み入れた昭和40年代において長寿梅という樹種はまだまだ流行中の樹種という側面をもっていて、挿木などによる増産の最中でした

当時でも、名木と呼ばれるほどの逸品も稀に存在はしましたが
庶民が持っているのは下草程度のものがほとんどでした

ですから、とても今日のようなミニサイズでの逸品などは思いもよらず
骨組のしっかりした本格模様木などは、まさに夢のまた夢だったのです

さてそこで今日お見せするのは
若手ながらスクール歴ではかなりの古参になるベーちゃんの長寿梅

暮れに見えたときに見せてもらったとたん唸ってしまいました

1 やや斜めの立ち上がりの姿に迫力があってイイ

2 立ち上がりの根っ子の掴み具合がカッコイイ 

3 左へ差した枝に力があってイイ

4 小枝のほぐれがイイ

あまり褒めると褒めすぎになりますが
この長寿梅の適度な若さも魅力の一つになっているんです

盆栽は古色感をもっとも大切にするものですが
この長寿梅には、老いるはるか以前、つまり青年時代の命の輝きが溢れて見えます

だから、盆栽としてはまだ若い、つまり若過ぎるんだけども
そこに溢れる命の漲りは、将来性という意味で自身を強くアピールしているように感じらるのです

まあ簡潔に言えば、盆栽を鑑賞するとき、ましてや評価の要素を伴うときなどは
将来性の予測や予感は鑑賞者に強い影響力を与えるようです

というわけで、べーやん!
この長寿梅は夢のある樹ですから、頑張って育ててくださいね


樹高は約10cmほど
鉢は堀江美功さんの瑠璃釉丸

ちょっと鉢が大きいような気がしますね
植え替えの度に少しずつ小さくしていけば根に無理をさせずにサイズダウンできます


立ち上がりの力強さが一番の持ち味
間延びさせないようにしながら小枝を密に仕上げていきましょう

それではみなさん、今年もよろしく!!

2011年1月14日金曜日

スクール速報・宮島五葉松

みなさん、今年もよろしく

ようやく正月気分も薄らいで普段の生活が戻ってきましたね
いかがでしたか、今年のみなさんのお正月は?

お正月は、めでたい気分には違いないけれど
暮れの正月の準備が始まるころから、仕事始めの4日くらいまでは、とにかくせわしなく疲れますな

若いころには、元旦は昼頃に起きてお祝い酒をやり、いい気分でまたまたごろ寝を決め込んで
2日と3日には、自分とカミサンの実家へ家族ごと押しかければ、あっという間に正月三が日は終わりました

なんて言ったって、実家の両親にとっての可愛い孫は(私たちの子供)はこちらの手中にあるわけで
歓待してくれなければ正月だって行かないよ、くらいのわがままな気分でした

ところが今では、その親不孝のつけはそっくり自分たちにはね返って来たんですね
せわしないなどと愚痴をいいながら、娘や息子の見え見えの駆け引きに簡単に屈し

カミサンは暮れから正月中、台所で立ちっぱなし
私は娘や息子の顔色をみながら、クリスマスプレゼントやお年玉で二人の孫のご機嫌をとっている始末

親父の威厳はどこへ置いてきたんだ! 母の強さを見せてやれー!(と内心叫ぶ)
だが、カミサンと二人っきりの正月よりはいくらかましか(と慰める)

さてそのあげくのはて、全員が引き上げた4日目には
精根尽き果てボロボロになって寝込んでしまったカミサンにかわって、スパーにおかずを買いに行った私でした

そんなわけで、今年最初の9日の盆栽フリースクールは
私のいつもの日常を取り戻せるいい区切りの一日でした(生徒さんありがとう)


さて、ご紹介す五葉松はターさんの五葉松模様木(宮島性) 樹髙28㎝

宮島性(みやじましょう)というのは五葉松の品種名で、銀色の締った葉で芽吹きがよく丈夫な性質が特徴です
変種のため接ぎ木から繁殖され、江戸時代から受け継げれ広く普及しています

しかし、戦後の盆栽の興隆期あたりから、接ぎ木であることや生産過剰やなどのため
一時は、大衆的なB級品種として扱われる時代が長く続きました

ところが近年、その葉性の美しさや強壮な樹勢などの長所が見直され
接ぎ木ものであっても、いいものはいい、という再評価の声がとみに高まってきています

そこで
私は新年早々

やはり接ぎ木であることから自信を持ちきれずいたターさんに
その偏見をぬぐい去り、自信をもって培養に専心することを説きました

この五葉松の美点はたくさんありますよ

1 まず、盆栽の要素として一番大切な古色感が抜群です
  宮島五葉がこれほどの肌を荒れを呈するまでの年月は、まず50年以上は経っています

2 足元から幹筋への模様がよく、表情も豊かです

3 左の一の枝と、それを受ける二の枝のバランスがまことによく
  てっぺんまでの枝順も秀逸です

4 南蛮と呼ばれる古い中国の鉢がよく似合っています(小さめなのがいい)
  この小さめの鉢での培養は、強壮な宮島五葉松であればこそ可能ともいえます
  


接ぎ木といわれる宮島五葉松ですが、木肌の荒れにより接いだ箇所がわからないほどですね


赤印の箇所あたりが接いだ箇所です
台木は黒松なので、よく観察すると木肌の荒れ方が上下でやや異なります

ところが、一言でいうとこの五葉松の場合、接ぎ口がかなり低い根元に近い箇所にあることが幸いして
逸品の部類に入る樹格であると評価されるもとになっています

低い接ぎ口と、接ぎ口が目立たなくなるほどの長い培養歴
これが大切ということです



南蛮と呼ばれる中国産の古い鉢

もともとは瓶の蓋であったのを、幕末から明治にかけての通人・文人たちが
その渋さに目をつけ、盆栽鉢として用いるようになって盆栽界に普及しました


後ろ姿もよく整っています

ターさんは約1日半ほどじっくり時間をかけて葉透かし、不要芽の整理、枝の部分的な矯正など
大切な作業を終了しました

今年の秋以降には全体の姿にさらにふくらみが出るでしょう

ターさん、この五葉松、自信をもっていいよ
大切にしてネー!

2010年4月21日水曜日

地元の盆栽会

私の住む松戸市に日本盆栽協会の支部が結成されて40年
今年の2月に40周年を祝して記念展示会と式典を行いました

その続編として、収益(売上げの10%)を記念事業費の足しにするため
会員の親睦も兼ねた盆栽交換会を4月4日に開催しました

アマチュア同士の交換会は、参加者がセリ方式に慣れていないため
えてして雰囲気が盛り上がらす、なんとなく低調になってしまうことも多いのですが

松戸支部の場合はその心配はご無用!
(その道のプロのプロである私がいるからです・エッヘン)

出品物(盆栽や鉢類)の評価鑑定力や、売り手と買手の折り合いをつける説得力やタイミングなど
会場の雰囲気作りはセリ人の腕にかかっています(プロ専門の交換会だっておなじです)

そういう訳で、参加者約35名ほどで盆栽を囲んでワイワイガヤガヤ
会員同士の親睦と資金補填の目的を十分に果たせた有意義な一日でした



終了後に役員会を行い、その後に主だったメンバーで記念撮影(宮本撮影)
前列中央が支部長(会長)の真嶋誠一さん、交換会場は真嶋支部長宅のトラックのガレージだから雨天でも心配なし

ところで、画像をご紹介するにあったってよくよく眺めていたら
あれれ、撮影者の私を含めて16名のうち、50代以下の会員はわずかに3名で、あとは全員60代から70代です

全員で40名ですが、残る会員の中にも50代以下は数えるほどだ
30代が1名いるけど、うーむ、ここでも高齢化がかなり進んでいます

才能はもちろんですが、経験がものをいう盆栽界だから、高齢化は問題外とする見方もありますが
それにしても若い層が少ないことは後継者がいないということで、心細い限りですね

創立当時、私を含む数名は20代だったし
30代から60代、70代まで、年齢層はまんべんなく揃っていたはずなのに、いつのまにか・・・・

こりゃいかん
これじゃあ10年先が思いやられてきました

今回のように、当たり前のことに気がついて改めて唖然とするのは
私が小品盆栽やミニ盆栽を通じて、普段から若い愛好家さんに接しているせいでしょう

私のところの盆栽フリースクールには
30代の方が5名もいるので

自分の年を忘れちゃってるんですね、ミニ盆栽のおかげです

そして、この平均年齢の差が、普通サイズの盆栽界と小品盆栽界の元気の差となり
それが盆栽価格などに反映されているのでしょうね

この数年、しょうじき普通サイズの盆栽は値下がり気味なのに
中品サイズ、小品サイズ、とくにミニサイズはずいぶんと値上りしてます

ということで、今日は少々湿っぽいお話でした
みなさんの周囲はいかがですか? 若者はいますか?

今日の一言

高齢化、高齢化と言われているけど
高齢者が長く盆栽を楽しみ経験を積み重ねてきたことを誇るべし

ただし、その伝統を受け継ぐべき若者がいないことには、後が続かない
そして、後継者を育ててこなかったのは、まさしく高齢者の責任ではある

盆栽界においては、特にその責任は業者にあることは一目瞭然で
私もその一員であるからには、なんらかの責任を果たしたいと考えています

2008年7月21日月曜日

フリースクール

今日のフリースクールにご夫婦での新人さんの参加がありました
ご夫婦の場合、ふつう奥様はお供であることが多いのですが、このAさんの奥様はマジで盆栽に挑戦中でした

盆栽歴は約1年、持参した五葉松や長寿梅や真柏なごど5~6鉢を手入れ
その後で、私の手持ちの黒松を教材にして、芽切り(短葉法)のお勉強

初めての経験なので、おっかなびっくりやっている二人に先輩のKさんが
”先生の持ち物なので間違って切っちゃったって大丈夫、思い切ってやったほうがいいですよ”

と、これまたタイムリーで適切なアドバイス
これで気が楽になったのでしょう、二人の新人さんの手つきが急にはかどり始めました(笑)

それにしてもあまりにお若い様子なので、ガマンしきれなくなって年齢を聞いてみると(ご主人にです)
なんと30歳!

現在、市内からIさんという31歳の会員さんが参加していますが
記録がまたまた更新されたのです

ちなみに、私には36歳の長女と33歳の長男がおりますが
”こりゃあ、節酒節煙に努めてがんばりゃあ、孫の世代にも盆栽を教えることができるゾー”

と一瞬、途方もない欲に目がくらんだ私でした、ハイ


2008/07/20撮影

さて、ベテランKさんが愛培中の山もみじ双幹、今年の春に私と二人で植替え
芽摘みと葉切りがきっちりと励行され、樹勢が安定しています

若い木ならばともかく、枝先の繊細さや幹肌の時代感を求めたいこの段階になると
多肥多水を避けながら、芽摘みや葉切り後に二番芽が吹かない程度の管理が思想的です


足元の拡大図

根の張り方に変化があります
盆栽界では「根張りに動きがある」といいます


約1年半前の姿


今年の春に白点のあたりから芯を切り戻し、同時に付近も詰め込みました
この整枝の結果は、ことしの秋の落葉後に成果が見られるわけです、お楽しみに

2007年11月14日水曜日

千葉県盆栽名品展より

今回の出品の中で、この五葉松の中品も将来有望な一品でした
うまく培養すれば、数年後には国風展に挑戦可能なレベルです

前々項で紹介した直幹と同じ「九重」という八房五葉松
樹高はおよそ30cmくらい、樹冠部と差し枝とが構成するバランスが絶妙です

動きとまとまりがよく、それでいて迫力もあって
いわゆる、現代の盆栽人の感覚にマッチする中品です



前の直幹の九重では、流行の変遷に惑わされることなく、ここまで育て上げた作者の一途な情熱に感動した私でしたが
この中品の懸崖に対しては、作者の現代的なセンスと技術を褒めたいですね

現代では、優れた山採り素材が豊富であった戦前と異なり
盆栽は人工で育てて作る時代となっています

山採り素材のような芸と迫力をできるだけ短い年月で作り出すには
培養、技術、センスなど高いレベルの力が要求されます

そのうえ、この中品が天然の山採りのような風格を備えるには
さらなる培養が必要になりますが

ともかく、育て作るという現代の盆栽に求められる道程を
しっかりと歩んでいると云えましょう

大いに期待します

2007年11月9日金曜日

千葉県盆栽名品展より

今年はあの夏の猛暑とそれに続く過酷な残暑、おまけに台風の当たり年のため
雑木類の葉のあがりが悪く、県展の出品も松柏類の方が多い

反対に冷夏の年は、松柏類の葉が伸びなかったり、うまく揃わなかったりで
それが秋以降の展示会の出品傾向に影響を与えます

という具合で、ちょうどいい年って案外に少ないんですね

では、少ない雑木類の中で、私の気に入った「いぼた」の双幹をご紹介します


樹高は約50cmほどで、盆栽としては大きすぎず小さすぎず、ちょうど手ごろなサイズ
松戸市に隣接する流山市の愛好家さんが出品されたものです

見どころをいくつか上げてみます

・鉢を小さくしめて左下の空間を大胆に演出した感覚
・親の足元の子幹を小さく作り込み、全体の枝も大小の弾みをつけたバランス感覚
・小枝の先や幹肌に持込の古さが伺え、抜群の管理

いぼたという樹種は関東地方の山里に普通に自生していて
私の住む松戸市にも見られますので、山採りも可能です

ごくごく地味な樹種ですが、持込とともに枝が密になり
灰褐色の木肌が古色を帯び、なかなかに趣が感じられるようになります

盆栽に仕立てられるようになったのはそんなに昔からではなく
30年から40年くらい前からでしょう

ですから、このいぼたの双幹は、現在の盆栽界においてごくごく古木のうちに入ります
私の観るところ「国風展」にも入選の可能性があるので、思い切って挑戦することを勧めました

ただし、鉢をもっとおごることが必須の条件です

2007年11月8日木曜日

第31回千葉県盆栽名品展より

恒例の千葉県盆栽名品展が開催されました
期間は11月2日から4日、場所は千葉県柏市にある県民プラザのギャラリー

さて、出品された盆栽の中からいくつかを話題にしてみましょう

早速ですが↓の直幹の樹種、わかりますか?
樹高はおおよそ80cmくらいで、幹の直径は足元でやや30cmもあったでしょう

ともかく、一目見て樹種の見当がついた盆栽人はかなりのベテランですよ



正解は、八房五葉松の「九重・ここのえ」
樹齢は推定でおおよそ40年から50年くらいでしょう

思い出しますと、この九重が1本の接木苗としてこの世に誕生したしたころ
盆栽界はまさに直幹ブームだったのです

樹種の特性も考えずに、何でもかんでも針金をかけて真っ直ぐにして
無理やり直幹体に仕立てました

今でも、その当時名木と称された黒松や九重などの古木に出会うことがありますが
多くは、その後の直幹ブームが去ったあと持ち主の情熱が薄れ、培養が行き届いていない場合がほとんどです

作落ちしせがれた黒松や九重を見ると
零落した過去の遺物をみるような、やるせない哀しい気分になります

しかし、稀にこの九重のように、満々たる生命力をみなぎらせ
天にすっくとそびえた力強い直幹の姿に接すると、ほんとうに嬉しいですね

直幹体の神々しいまでの荘厳な雰囲気
しっかりと管理された直幹盆栽の少なくなった現在では、まさに貴重な名木です

流行の変遷に惑わされることなく、ここまで育て上げた作者の一途な情熱に対し
盆栽人のひとりとして、賛美と感謝の念をお伝えしたい

以上、このような感慨を覚えながら、この九重の直幹を鑑賞しました

教訓:流行は一時のもの、ただし盆栽の命は悠久のもの
一時のブームや流行にとらわれずにわが道を行きましょう

2006年10月3日火曜日

第30回日本小品盆栽協会東京支部展・小品盆栽フェスティバル

出品された飾りから3席をご紹介しましょう

15~18cmクラスよりひと廻りもふた廻りも小さい10cm前後(それ以下もある)のミニ盆栽なので
力量感よりもやさしい雰囲気、自然な趣、そののようなところを目指しているといえましょう

ですから席の飾り方も、厳格で揺るぎのない構成よりも
自由で楽しい趣が感じられます

飾りの基本は抑えながらも、こうではなくてはならないというより
こうしたほうがモット楽しい、という自由な発想が根底にあるようです


天(真)に飾った松柏が奇抜で面白いですね

普通なら、天「真)の松柏は三角形に整った模様木を配すのが定石となった現代盆栽ですが
変形樹形を配して全体の雰囲気がグーンと楽しいものになりました

樹種もバラエティーにとんでいい雰囲気
季節感も濃厚です


これも楽しい飾りです

丸窓式の卓台はミニ盆栽がよく似合います
やさしく自由な雰囲気

左に流れた天の実もの盆栽がこの席の雰囲気を決定
短冊が席に格調と奥行きとを演出しています


色彩が緑一色なのは惜しかった(季節感)ですが、眼についた一席でした
主木の伸びたツルが絶妙の雰囲気を醸し出しています

2006年9月29日金曜日

第30回日本小品盆栽協会東京支部展・小品盆栽フェスティバル

去る9月15日~17日、展示会を見学

なんどもつれづれ草でご紹介した日本小品盆栽協会
その昔は、中村是好、明官俊彦、佐野大助などが主力メンバーであった由緒正しき団体です

松平伯爵や杉本佐七翁の流れをくみ、東京を中心に活動を広げ
幾多の名人や大家を輩出してきました

盆栽界に対するその功績は計り知れないものがあり
今日のミニ盆栽の隆盛は、まさに偉大なの先輩達が築いた伝統のタマモノといえましょう



さて、上野グリーンクラブの会場風景

この団体は10cm以下のクラスのミニ盆栽(昔は豆盆栽と呼んだ)が主力です
きれいな飾り付けですね



会期中、役員さんたちは忙しそう
小さい鉢なので乾かないように出品物の管理が大変



出品席より

飾り付けの左右前後の空間の取り方が巧み

ただ、地板がすべて方形だったのが惜しかった
丸か天然の地板を一枚か二枚使えばもっと引き立ったでしょうね

2005年10月23日日曜日

作風展審査風景Ⅱ


入選作品全体の中より各部門から3点ずつが選ばれ特別賞が決められます

上の画像は審査員11名による審査を開票しているところ
ある部門のトップが決まったのでしょう、選考委員も拍手していますね


全入選作品の中でもっとも優秀と認められ「内閣総理大臣賞」に決まった五葉松
樹齢と培養の古さ、力強さ、優美な姿、葉の美しさ、培養の確かさ、鉢の選定など、全てにおいて優れていました

さて、小品のほかでもっとも私が注目したのは、中品の部でした
この部門の3点の力が拮抗していると見たからです


米栂(こめつが)
山採りの素材を変化のある樹形にうまくまとめ上げた審美眼と技術はすごかった
鉢がやや軽い気もしますが、そのために自然の味と迫力とが強調されているのは確か


黒松
幹の古さと培養の確かさ、そして枝配りのみごとさは目を見張るよう
豪快さと繊細さが同時に感じられる作品、鉢映りもグーです


素質的にはかなりのものを秘めた真柏、鉢の映りもグー
落ち枝の作りにもう少し時間が欲しい気がしましたが、ともかく逸材です

この3点での決戦は、僅差で「黒松」が「環境大臣賞」に選ばれました
さて、みなさんはどれがお好み?

2005年10月15日土曜日

作風展審査風景Ⅰ

恒例の「日本盆栽作風展」の審査が、さる10月の13日に上野グリーンクラブで行われました

ご存知のように「作風展」は、日本盆栽協同組合員、つまり盆栽の専門家が丹精した盆栽を出品しその出来栄えを競う展示会です

小品盆栽部門の入選作の中からは、以下の3席が最優秀賞の候補として予備審査を突破

さあ、みなさんはどの席飾りがお気に入りですか?


最優秀賞に選ばれた席飾り

飾り棚に対する盆栽の寸法、これが際立っていました
程よく空間があって調和がいい
もう少し季節感を濃厚に感じさせる彩りがあったらなー!
まあ、これは欲目というやつですね


真飾りの黒松

葉に隠れて幹模様が見えにくいのですが、よく管理された優れものでした
鉢はおそらく「尚古堂」でしょう、いい感じです


楓模様木

これが素晴らしかったですよ
骨格といい作柄といい、文句の付けようのない逸品でした


僅差で次点に泣いた席飾り

樹種と樹形、また鉢もバラエティーにとんでいますね
まったくの僅差、審査員の好みという他はありません


この席も一鉢一鉢の盆栽は素晴らしかったのですが、ちょっと大きさが揃いすぎた感じです

真面目すぎたのでしょう、空間の遊びがほしかったですね

作風展審査風景Ⅰ

恒例の「日本盆栽作風展」の審査が、さる10月の13日に上野グリーンクラブで行われました

ご存知のように「作風展」は、日本盆栽協同組合員、つまり盆栽の専門家が丹精した盆栽を出品し
その出来栄えを競う展示会です

小品盆栽部門の入選作の中からは、以下の3席が最優秀賞の候補として予備審査を突破
さあ、みなさんはどの席飾りがお気に入りですか?


最優秀賞に選ばれた席飾り

飾り棚に対する盆栽の寸法、これが際立っていました
程よく空間があって調和がいい

もう少し季節感を濃厚に感じさせる彩りがあったらなー!
まあ、これは欲目というやつですね


真飾りの黒松
葉に隠れて幹模様が見えにくいのですが、よく管理された優れものでした
鉢はおそらく「尚古堂」でしょう、いい感じです


楓模様木
これが素晴らしかったですよ
骨格といい作柄といい、文句の付けようのない逸品でした


僅差で次点に泣いた席飾り
樹種と樹形、また鉢もバラエティーにとんでいますね
まったくの僅差、審査員の好みという他はありません


この席も一鉢一鉢の盆栽は素晴らしかったのですが、ちょっと大きさが揃いすぎた感じです
真面目すぎたのでしょう、空間の遊びがほしかったですね

2004年10月16日土曜日

日本盆栽作風展

さる12日(火)、日本盆栽作風展の審査が上野グリーンクラブで行われました
全国のプロが技を競う唯一の全国規模の展示会です

みなさんが大好きな小品盆栽部門の今年の優勝者は、なんと女性盆栽師
長野県の山本千城子さんに決まりました



受賞作品の前でニッコニコの山本さん
昔アイドル系のすてきなおば様ですよ

作品のなかで特記すべきは、下段の向かって左の山もみじの入った鉢
市之倉石州の「狐の嫁入り」です

審査の前に、山本さんに「ねぇ、宮ちゃん、この鉢いまいくらくらいする?」と尋ねられたので
もしかして「売り物」ならラッキーと内心思ったのですが

「売り物」ではありませんでした
とにかく石州のこのての鉢は「幻の名鉢」となってしまいました

ということで、なんやかやの忙しくも楽しい一日でした
それでは、新春早々に東京駅大丸百貨店で開催される「日本盆栽作風展」、観にきてくださいね

2004年1月27日火曜日

国風盆栽展審査3

ここにも革新的な飾りにチャレンジする新鮮な一席がありました
香炉卓(こうろしょく)の意匠が感じられる斬新な高卓(こうしょく)です



オーソドックスな4本足の高卓を用いれば、黒松のやや左脇に置く添え草は、卓の下側に入っています
これも興味深く新鮮です、おもしろいですね


大木感に満ちた黒松、立ち上がりの力が抜群です


添え草(石付)


薄鉢に植え付けたセンスが光ります
木肌も古いですね

2004年1月19日月曜日

買い物上手


杉浦さんのお店(気さくできれいな奥さんがお店番しているときの方がよく売れる・業界の定説)

誰だっていいものを安く買いたいですね
でも、いいものは高価なのが普通

ここに悩みがあります
誰だって、このことが恨めしい

だから盆栽趣味の人は心に決めておくことが一つあります
しっかりと認識しておく必要があります

それは順番です

一番は、安くて質のよいもの(これが嬉しいんだけど、めったにない)
二番は、高くても質のよいもの(これがあたりまえのこと)

三番は、安くても質の劣るもの(お勧めできない買い物)
最後は、高くても質の劣るものです(これこそ絶対してはいけない買い物)

一番目と二番目は誰でもわかっているし、間違えないんですが
よく間違えるのは二番目と三番目の順序です

安もの買いの銭失い、よくいったものです
安いからといってついつい妥協し、衝動買い、あとで後悔(身に覚えがあるでしょ)

二番目は、一見もったいないようですが、品は残ります
うまいことに値段は時とともに忘れます、だから後にいい品を眺めながらニッコリできるんですね
この方がズーット得ですよ

お金の上手な使い方、それは永遠のテーマなんですね
順番を忘れない人が買い物上手なのです

それと、気に入ったものは試しに値切ってみることです

2004年1月17日土曜日

日本小品盆栽協会展より・会場風景(1/12取材)


一人旅の男性、ちょっとばかり腰が引けてますね
もっと前のめりでいきましょうーよ


おじさんッ、前のめりすぎるよー
熱心に撮影してましたね、このおじさん

盆栽もしっかりやってよね
(趣味はカメラで、盆栽やってなかったりして!)


団体さん、お知り合いの方の席でしょうか
席の前でお話弾んじゃって

他の人が見られなーい、通れなーい

2004年1月16日金曜日

小品協会(1/12取材)

朝起きぬけに庭に出る
空気が冷たい、刺すようだ、バケツの氷は2cmの厚さ

今日は第27回千葉県盆栽名品展の初日
開催場所は千葉県柏市の県民プラザ・県民ギャラリー(1/16~1/18)

読者のみなさん、盆栽マニュアル本の数冊くらいは持ってくださいね
そして毎日、我が「盆栽屋.com」を訪問する、それくらいが上達の最低条件
超忙しい人でもこれくらいはできるでしょう

そして、いい先輩を持つことです
プロでもアマでもけっこう

信頼できるプロと親しくなるのが手っ取り早いが
気詰まりを感じる人は、最寄の盆栽愛好サークルに入るものいいでしょう

日本小品盆栽協会の会員さんは思いっきり楽しんでますね
こうして晴れ舞台(展示会)を踏むのも勉強になるんです

さて、昨日の続きです


佐々木さんの席より  黒松とハゼ

剛と柔のとりあわせの妙味
この方もかなりのベテランとみました


笠井さんの席より におい楓

地味な作りですが古いですね
鉢の映りも上々です


佐藤さんの席より  五葉松石付

四国の伊予石のようです
時代感、図柄、申し分ない石です、五葉松の成長が待ち遠しいですね



土屋さんの席より  百日紅
 
鉢映りが抜群です


村山さの席より  小姓梅

時代感に溢れた鉢との調和がみごと


土屋の席より  杜松

枯れた趣、秀逸な作品です

土払い品500鉢

10日ほど前に隣市の某愛好家さんから土払い(どばらい)のお話しがあって引きうけることにしました。盆栽界で土払いというと、盆栽や鉢などすべての持ち物の売買のことをいいます。 プロでもアマチュアであっても、生き物(盆栽)の後継者がいない場合は売り払うか、さもなくば枯らすことになります...