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2016年8月24日水曜日

液肥の勧め・ハイポネックス

湿度の高い入梅中や急に温度が上がる入梅明けの時期には
ボリュームのある固形肥料などは原則として避けています

ですから、当然その流れで真夏にも肥料はやらないので
夏の終わりの近づいた今頃にはかなりの肥料切れの状態になっているはずです

今日は上陸して北上した台風9号が北の海に消えてやっと一息
棚下へ避難させた盆栽たちを整理しながら、数日内に固形肥料をやることにしました

ところで、固形肥料の場合、施肥されたその成分が分解・吸収されるまでに約10日位かかり
効き始めてからの持続は約10日間程といわれています

ということは、例えば毎月の1日に施肥するとすると、肥料が効いているのは毎月の10日から20日の間で
月の始めと最後の10日間(合計20日間)は肥料っけの少ない状態ということになるわけですね

ここで私が何を言いたいかって言いますと、以上のことから

鉢上に黒くなってゴロゴロと転がっている油粕肥料の残骸は
その存在感ほどには既にその効き目はあまり期待できないってことです

例えば、毎月1日に施肥をしても効いているのは真ん中の10日間だけで
最初と最後の10日間(合計20日間)は文字どおり、お休み状態なんですね

そこで私は、そのことを知ったかなり昔から、置き肥の欠点をカバーするために
↓で紹介するハイポネックスという液肥(えきごえ・えきひ)を補助的に使っています


ハイポネックス


希釈倍数は2.000倍

薄すぎても効果が少なくなりますが
それでも濃すぎるよりはましです

くれぐれも液肥の濃すぎるのはダメですよ


大きなバケツ(私のは50ℓ)


灌水替わりに如雨露で頭からやる
このような葉面散布も効果あり


希釈倍数2.000倍なら量は関係なし
頭からジャブジャブ

肥料っけの少ない一ヵ月の最初と最後 の10日間に1~2回
灌水替わりの場合は晴れの日がいいでしょう、頭からタップリとやってください

一ヵ月の真ん中の10日間は
ちょうど肥料が効いている期間ですから、液肥はお休みですよ

それでは、この秋から始めてください!!

2014年9月16日火曜日

置き肥・液肥合わせ技

朝晩の気温も下がり始めていよいよ本格的な秋の気配がやってきましたね
さてそこで今日は、秋の施肥についてのお話です

気の早い盆栽人は、8月の末になると待ち切れずに肥料をやっていますが
特別なものを除いて、私は9月に入ってからゆっくりとやる派です

そうですね、おおよそ9月と10月の初旬の2回が秋の施肥の主力になります
11月になると盆栽たちは休眠体制に入って、ほとんど「食い気」がなくなりますからね


私の愛用している固形肥料
東海興業株式会社発売の「強力・玉肥」

大粒と小粒の2種類あって、油粕にリン酸とカリ分とを補足してあるのもあって
松柏・雑木用と花もの・実もの用とがあります

油粕主体の肥料は、匂いも強く水分を含むと崩れやすいものば多いのですが
この玉肥はその点もかなりの優れものです

他に比べちょっと値段は高いようですが
効きめがあって扱いやすい点からもお勧めできます

転落防止用に、図のように針金をコの字に折り曲げ
↓の要領で止めておきましょう


大粒の肥料を4個
間口20センチほどの中深鉢に入った姫柿の例


コの字に折り曲げたヘアピンで押さえておくと転落防止になる


こんな感じで、置き肥は完了しましたが

この油粕の固形肥料をやったこの後に、↓のハイポネックスを散布するのが
今日のテーマの「置き肥・液肥の合わせ技」なんです


置き肥をやったあと、如雨露(じょうろ)でハイポネックスの2,000倍液を
鉢底から液が流れ出るくらいにたっぷりとやります

ハイポネックスは葉面散布しても効果がありますから、水やりのつもりで頭からかけるか
如雨露を持たない人はバケツなどに液を用意してドブヅケしてもいいでしょう

ところがで、なぜ同じ時期に二重に肥料をやるんだろう?
もしかして、肥料が効き過ぎちゃって肥(こえ)アタリになるんじゃないの?

そんな不安をお持ちの方もいらっしゃるでしょうね

しかし、ご心配はいりません

有機肥料である油粕の場合、栄養素が分解されて根に吸収されるまでには
約10日ほどかかるんですね

ですから、その空白の期間を無駄にしないため
即効性でしかも持続期間の短いハイポネックスで1~2回補助してやるんです

そして、油粕が効き始めるころには、ハイポネックスは流れてしまって
両者の効きめはダブらないということです

この方法は、春季にも有効であることに変わりはありません

それでは、合わせ技、そく実行してください

2011年8月28日日曜日

秋肥(液肥)のやり方

今年はまさに節電の夏でしたね
なにせ、昨年があの通りの超酷暑日の連続で、おまけに2ヶ月も雨が降りませんでした

ですから、夏が来る前から、もし今年もだったらと恐々としていましたが
日本国民が総力をあげての節電努力により停電もなく、どうやら秋風が心地いい季節までこぎつけた感じですね

さて、盆栽の方は、春から芽摘みや葉切りなど忙しかった作業も一段落して
じっくりした整姿などの本格的な手入れが近づいてきました

そこで気を付けなければならないのは
これからの9,10,11月の肥培管理です
、
春から入梅頃の肥培管理は、芽の伸びや葉の色つやに結果がすぐに現われます
ですから、張り合いがあり気合いも入りますが

この時期の管理は結果が目に見えにくいので
どうしても肥料が少なめになってしまう傾向が見られます

しかし、夏の間は忘れていますが、これから厳しい冬の寒さを生き抜かなくてはならないし
樹勢がいいものであっても、針金かけや剪定の激しい整姿作業の洗礼が待っているのです

そのためには、この数ヶ月の間にみっちりと体内に栄養を蓄えておく必要があります
盆栽人は今だけを見ていたんじゃだめですね、少なくとも半年先までの行程を頭に入れて行動を起こしましょう

この秋の肥培管理の結果は
少なくとも来春の芽出しにも間違いなく強い影響を与えるわけです

さあ、みなさん、厳しい夏は終わりに近づいていますが
ここでもう一度改めて気合いを入れて秋の肥培管理に精を出しましょう



秋一番の施肥は液肥から始めるのが秘訣(その理由は最後にお話しします)
液肥はハイポネックスが使いいいです

10リットルのバケツに5㏄
つまり2000倍液を作ります(濃すぎないように)



水やりの要領で如雨露でやってもいいし
小品やミニならこのように、鉢ごと浸してもいいでしょう

ちなみに、この真柏はフリースクールの生徒さん・イシくんの愛樹
この秋には、古葉とり、小枝の剪定、部分的な針金かけなどの手入れが予定されています



こちらは、やはりスクールのマユちゃんが可愛がっているミニ杜松
今年は樹格が大幅に前進したので、来年も一気に突っ走りたいものです

8月のはじめにあげた固形肥料はもうすでに効いていませんね
ですから、この杜松もドボンです



液肥へドボンのあとには油粕の玉肥を2個

あれれ!液肥と玉肥を同時にやるなんて、やり過ぎじゃん?

いえいえ、ここに肥料のやり方の秘訣があるんです
以下箇条書にまとめますから、忘れずに実行して下さい

1 固形油粕(遅効性)は吸収されるまでに10日ほどかかりますから
  それまでの空白期間がないように、1~2回ほど即効性の液肥を施しまます

2 固形肥料は、効き始めてから約10~15日でその効力が失われます
  施肥後1ヶ月経過したら、いつまでもそのままにしないで、カスは取り除いてやります

3 そして次にも、今回のように固形肥料をやりながら液肥を1~2回やります
  つまり、空白なく肥料が効いているようにするわけですね

おわかりですか、効果はてきめんです

それでは、ソク実行しましょう

では

2009年9月8日火曜日

液肥の裏技

今年は冷夏のため、短葉法で芽切をした黒松の葉の伸びが思わしくない
晩秋から冬にかけての鑑賞期にむけて、松柏類の葉色がちょっと冴えない

そんなみなさんにとっておきの「裏技」をご紹介しましょう

工夫しだいで思わぬ「裏技」を発見できますが
今日は、08/31にご紹介した液肥(ハイポネックス)を使っての裏技、抜群の効果が期待できますよ

液肥は如雨露などで水やり感覚で鉢に施すのが普通の常識ですね
ですから小品盆栽の場合、バケツなどに液肥を入れ、そこへドボンとつけ込むという発想までは誰でも到達します

が、そこから一歩突っ込んでこそはじめて「裏技」の域に達するのです



満タンで100リットルも入る大型水槽に、50リットルの2.000倍に薄めたハイポネックス溶液を作り
盆栽を浸して約数時間、たっぷりと液肥を吸わせます

黒松や真柏、杜松の葉は、おおよそ9月いっぱいは動いていますから
いまがラストスパートの時期です

如雨露で施した場合は鉢外にも流れますし、次の水やりでかなり薄目られてしまいますが
根を浸して数時間吸わせてしまえば、吸った栄養分は流れ出しませんね



寸法の小さいものは頭まで水没(笑)してしまいますが、数時間なら気にすることはありません



水浴中の盆栽たち

さてここでこの裏技の注意点

・元気の悪い盆栽は避ける
・徒長を嫌う雑木類もやめましょう
・松柏類でも葉の徒長を嫌う五葉松などはお勧めできません

では、今なら間に合います
急いでチャレンジ!!

2009年8月31日月曜日

初秋の液肥散布

夏の間の施肥については、マニュアル本などではあまり勧めてはいませんね
もちろん盆栽屋.comとしても、初心の盆栽人には夏場の肥料は控えるようにご指導しています

ところが夏の終わりが近づくいまごろになると、盆栽たちは肥料切れの状態です
長い夏場の毎日の水やりによって肥料分は洗い流されており、じっさいにはお腹がペコペコになっているのです

そこで初秋の施肥には、置き肥の先立っての液肥の併用が有効

油粕の置き肥は、施肥してから根が吸収するまでに10日ほどかかるといわれているので
それまでの繋ぎとして効き目の早い液肥を散布するのです

お勧めはハイポネックス、希釈倍率はやや薄目の1.500~2.000倍
置き肥を施す前後に1週間の間を置いて2回散布します

つまり置き肥が効き出す前の10日間の空白をカバーするんですね
充実の秋はもう目の前に迫っていますから、日にちを無駄にはできません


手近に販売されているハイポネックス
希釈倍率をしっかり守れば肥当りがなくとても便利


バケツなどで希釈しておき如雨露でタップリ
葉面散布も有効ですから頭からも散布できます


適用樹種は盆栽樹種すべてに有効
黒松にも頭からタップリ

さっそく実行してください!

2002年8月24日土曜日

肥料のやり方


そろそろ秋の施肥の時期がきました
肥料は基本的には油粕の固形です
メーカーによって形状はさまざまです

私の使っているマルタの肥料は、筒状を輪切りにした形なので
ころころと転がってしまいます


そこで小さい鉢の場合は、針金(ニューム線)で転落防止のため
図のようにしています


別段説明も要らないでしょう
図を見ていただければおわかりですね

ちなみに、この仕立て鉢は直径11cmです
施肥の量の目安にしてください

また、秋の肥料は9、10、11月に月に一回というのが
基本的なマニュアルです(私も普通はそうお答えしています)
しかし、実際にはには8,9,10月の下旬に月一回のほうがいいでしょう

9,10,11とお答えしているのは
盆栽界では「入梅中と夏には施肥を中断する」
というマニュアルが常識になっているので
8月からとはいいにくい、と言うのがその理由からです(私個人の理由)
「エッ、8月から?だって夏ジャン」と思われる方が多いでしょうから

固形肥料は施肥してから根に吸収されるまでに
約10日間かかるといわれています
今日は8月24日
聞き始めるころは9月になっています

土払い品500鉢

10日ほど前に隣市の某愛好家さんから土払い(どばらい)のお話しがあって引きうけることにしました。盆栽界で土払いというと、盆栽や鉢などすべての持ち物の売買のことをいいます。 プロでもアマチュアであっても、生き物(盆栽)の後継者がいない場合は売り払うか、さもなくば枯らすことになります...