2003年12月18日木曜日

梅盆栽ミニ

古くから日本人のもっとも好む花物盆栽といえば、やはり梅でしょう

いわゆる花梅(園芸的な梅盆栽)は年末になると園芸店の店先に並びますが
本格的梅盆栽となると、やはり野梅でしょう

枝先が細く分岐し、持込により木肌がイボ状に荒れ
古雅の趣を味わえ、花物盆栽の王者の名にふさわしい品格があります

野梅の木肌が枝先までイボ状に荒れるには100年からの年月がかかるといわれています
↓の野梅の樹齢はやっとその半分の50年というところでしょう

野梅三輪といわれるように、野梅には満開の風情を求めません
寒気に楚々と咲く趣を楽しむのが、盆栽人の好みでしょう

樹高12cm
推定樹齢約50年の野梅古木のミニ盆栽



サバ幹の様子、上にシャリもあります
小枝の先の芽は葉芽です、今年は花芽がありません
野梅の枝先の細い性質のものは、花芽がつきにくいのです
花芽のことはあまり気にせずに、木姿を優先させて培養しましょう

0 件のコメント:

コメントを投稿

土払い品500鉢

10日ほど前に隣市の某愛好家さんから土払い(どばらい)のお話しがあって引きうけることにしました。盆栽界で土払いというと、盆栽や鉢などすべての持ち物の売買のことをいいます。 プロでもアマチュアであっても、生き物(盆栽)の後継者がいない場合は売り払うか、さもなくば枯らすことになります...