2003年7月12日土曜日

戦前の盆栽樹種2

同じく「第15回国風盆栽展記念帖」より国風盆栽会 副会長 伯爵 酒井忠正氏の出品作品の二席です
昭和16年11月27日~30日に上野公園東京府美術館で開催


向かって右より

上段
遠山石(とおやまいし)
杉

中段
小蘗(しょうびゃく)
落霜紅(うめもどき)

下段
真柏(しんぱく)
黄金羊歯(こがねしだ)

この席も一般的に知られた樹種です


向かって右より

上段
杉
杜松(としょう)

中段
紅山査子(べにさんざし)
縮緬葛(ちりめんかつら)
寒蕨(かんわらび)

下段
宮様楓(みやさまかえで)
五葉松(ごようまつ)

この席も一般的に知られた樹種ですが
山査子(さんざし)を漢字で表記しています

宮様楓は戦前から盆栽として仕立てられていたんですね
もっとも名前の由来は、どこかの宮家の庭に植わっていたことから
そう呼ばれるよになったと云われています

縮緬葛(ちりめんかつら)のかつらは今では桂の字を使いますね
ここが一番印象に残りました

ということで、半世紀以上昔の戦前と現代の盆栽樹種はほとんど同じでした
(安心したような物足りないような複雑な気持ちですね)

この二項の検証で、現代の盆栽界で愛培されているほとんどの樹種が
戦前にはすでに一般的に愛好されていたがわかりました

それと、植物名がかなり難しい漢字で表記されていて
今ではほとんど読めないような漢字が普通に使われていたんです

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