2003年10月4日土曜日

窯傷

盆栽鉢の傷はニュー(割れヒビ)とホツ(欠け傷)が代表的です
注意すべき傷として浮きのお話は先日しました

今日は窯傷(かまきず)の説明です
窯傷とは、焼成りの過程でできた傷、つまり窯の中でできた傷のことです

粘土から成形される過程で不都合があると
長時間の高温の焼成りに耐えられず割れたり傷になったりするものがあるのです


藤掛雄山作



縁の外側に地割れのような傷があります
窯傷です
長年の使用で傷口に汚れがついています

このような窯傷の特徴は
製作後の外的な衝撃によるニューと異なり強度は心配ないことです
この傷口が広がることはめったにありません

鑑賞用としての価値が落ちることだけです

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