2003年10月5日日曜日

大助の鈴虫

月ノ輪涌泉など絵付鉢で有名な作家の多くは鈴虫を描いています
優雅な音色や姿態から題材として好まれるているのでしょう
大助もその数は多くはなくとも鈴虫を描いており、湧泉とは一味違ったリアルな作風です



二匹の雌の長い触角が触れ合うことで絵の連続性が保たれており
側面の雄へと続きます
大助の構図の妙といえるでしょう





正面の地味な色調を補うように反対面は赤と緑の補色を用いてインパクトを強くしています
このあたりも色彩感覚に優れた大助の面目躍如たるものがあります

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