2003年4月7日月曜日

超初心者のご質問

「去年の秋買ったもみじの盆栽、芽が出ないんですが、いつ頃でるんですか?」
「???、まだ出ませんか?」
「出てきません」
「普通は春彼岸頃に出ます、遅くとも4月になれば出ますよ」
「それがー、出ないんですよ」

先日、超初心者と思われる方から電話がありました
この会話のあと、逆にこちらからいろいろ質問して聞き出したところ
その方は、冬のころ園芸店で買った山もみじの寄せ植えを、ズーット室内に置いて
インテリアの一部として楽しんでいるそうです

このくらいのことは、超初心者のことですから私は驚きません
ところがです
「盆栽って水やるんですかー」
という最後のお言葉に、私は仰向けにぶっ倒れるんじゃないかと思うほど、驚きました

オットットット!
「み、み、水、やってないんですか、いつからー?」
「やってません、買ったときから、ズーットです」

私は少年のころ、友達の家ではじめてコーヒーをご馳走になったとき
皿の上に乗っかってきた3個の角砂糖が何だかわからず、ナフタリンかな?
と内心非常に驚いたことを思い出していました

知っている人にとっては当たり前の世界が、知らない人にとっては
想像もつかないことだったなんてことは、いくらでもありそうですね
大人だって子供だって同じでしょう

私だってどこかで人を驚かせているかも知れません
これくらいのことで驚いていてはいけませんね

初体験でビックリしたみなさんのお話も聞きたいですね
思い出せばけっこうあるはずです

2003年4月6日日曜日

春雨の効能

この時期降る長雨を別名「木の芽雨」ともいいます
木の芽が吹く時期には恵みの雨です

盆栽達にとって
ムロ出し後のやわらかい新芽に、強い陽射しや乾燥した風は大禁物です
また花冷えと呼ばれる急な寒さによる「遅霜」は、油断大敵です

ところが「木の芽雨」は、例え冷たい雨でもあっても新芽を傷めることはありません
逆に盆栽にとっては、水が一番飲みたい時期ですし
雨の日は霜は降りませんね
また、適当な寒さは新芽の徒長を制御をすることになります

まことに一石三鳥の「木の芽雨」です

この時期の春の長雨を盆栽の培養管理に利用しない手はありません!

ところがベテランになると、この長雨の裏の裏を読んで
新芽の制御をはかる人もいます

軒下などにおいて雨に当てないんです
いっせいに萌芽し伸びたくってしょうがない新芽は、水が飲みたくって飲みたくって!
それを飲ませないんですね

当然新芽の伸びは制御されます
その間にせっせと新芽の先を摘んでしまいます
機先を制された盆栽君達は、おとなしくなり、徒長をあきらめます
けっこうな頭脳プレーです

2003年4月5日土曜日

花物盆栽の勧め


愛好家が秋田から穂を持ち帰り挿し木して8年作りこんだ
雪椿
細いけれど幹に古さがにじみでています


姫こぶしの蕾と花

春爛漫の花の季節です
流行歌にも唄われているこぶしの花は、このあたりの野山にも自生しています
ところが盆栽に仕立てると、花芽をつけるまでに何十年と持ち込まねばなりません

その点、姫こぶしは小品盆栽に仕立てても花芽がつきやすい樹種です
蕾の風情は、白い鳥のくちばしに似て可憐です

ご自分の好みでけっこうです
お好きな花物盆栽を見つけましょう!

2003年4月4日金曜日

ムロ出しと花冷え

きのうは同業者のところを三軒ばかり回りました
注)回る、遊びに行く=盆栽屋用語で仕入れに行くこと

そのなかの一軒は、まだビニールハウスに盆栽がびっしり入っていました
忙しくてムロ出しのタイミングを外したそうです

今日もいい天気です
こんな晴天の日にムロ出しは禁物です(強い陽射し・霜が降りやすい))
それと風の強い日もです

理想は雨の日です
次は曇天の日(霜が降りません)
晴天続きでチャンスがなければ、夜間に出して、2~3日のあいだ半日陰に置きます

完成度の高いものほど枝先の徒長を嫌いますから
冬季に、温度の上がり過ぎない保護をして
春早めにムロ出しするのが最良の方法です

しかし、4月の中旬頃までは遅霜(おそじも)に気をつけて下さい
新芽が火であぶったように黒く焼けてしまいます
桜とこぶしの花の季節はけっこう寒い日がありますよね

花冷え注意!

2003年4月3日木曜日

もみじの芽摘み

くどいようですが、もみじの芽摘みの勉強です

というのは、もみじ、楓、けやき、いぼたなど雑木類では
芽摘みが一番大切な手入れなんです
これからの一ヶ月間で今年の培養の勝負が決まります

さあーッ、みなさん、ピンセットを持って芽摘みにかかりましょう!


この芽はかなり伸びてますね
一節でチョンです
このように強い芽からは、また二番芽が吹いてきますからご用心


ピンセットと指で芽先をさぐり出し
その芽先をピンセットで挟むと、引っ張らなくとも切れます
引っ張らなければ切れないようでは、遅いんです

芽摘みは、早め早めに!
これでみなさんの盆栽の運命が決まるんですよーッ!

2003年4月2日水曜日

桜通り


(3月31日撮影のわが町の桜通)

きのう今日あたりが桜の盛りのようです
一昨日の朝方撮影したわが町の桜並木はまだ五分咲きでしたが
今日はほぼ満開になりました

この桜並木は樹齢25年ほどで、染井吉野としては花の色が一番いいころでしょう
条件にもよりますが、樹齢20年から35年くらいが花の色の鮮やかな時期だと思います
あまりに老木になると花の色艶がややあせてくるような気がします

話は変わりますが、私の一番の心配は、ご覧の通り歩道が狭いことです
あと10年もしたら桜の幹が太って、人が歩くのに不便になっちゃうことは目に見えています
いまから私一人で心配しています
道路を管理する役所のお偉方はわかってるんかな?
そのへんのこと

まッ、やぼはいわずにお花見しましょうか!

2003年4月1日火曜日

ミニ盆栽交換会


昨日は日本小品盆栽協会主催の交換会に出かけました
場所は上野グリーンクラブです

日本小品盆栽協会は、雅風展を主催している全日本小品盆栽協会とは違った団体です
東京を中心とした歴史の古い愛好家団体で
ミニ盆栽を豆盆栽と呼んだ頃からの伝統を守って、10センチくらいのミニが主流です

午前10時の開始です
陽気がいいので朝早くからにぎやかです


うーん、こりゃいい!
おじさん腰をかがめて物色中ー

小さいでしょ
だからかがんで見ます
腰が疲れまーす




このおじさんは小鉢が専門
バッグの中から出てくるは出てくるは
ちっちゃい豆鉢が50個以上ーッ
けっこうレベルの高い鉢もあります

プロの参加も許されてるんです
上野公園は春うららの桜5分咲きのイイ陽気
私も一日楽しんできました

土払い品500鉢

10日ほど前に隣市の某愛好家さんから土払い(どばらい)のお話しがあって引きうけることにしました。盆栽界で土払いというと、盆栽や鉢などすべての持ち物の売買のことをいいます。 プロでもアマチュアであっても、生き物(盆栽)の後継者がいない場合は売り払うか、さもなくば枯らすことになります...