この時期降る長雨を別名「木の芽雨」ともいいます
木の芽が吹く時期には恵みの雨です
盆栽達にとって
ムロ出し後のやわらかい新芽に、強い陽射しや乾燥した風は大禁物です
また花冷えと呼ばれる急な寒さによる「遅霜」は、油断大敵です
ところが「木の芽雨」は、例え冷たい雨でもあっても新芽を傷めることはありません
逆に盆栽にとっては、水が一番飲みたい時期ですし
雨の日は霜は降りませんね
また、適当な寒さは新芽の徒長を制御をすることになります
まことに一石三鳥の「木の芽雨」です
この時期の春の長雨を盆栽の培養管理に利用しない手はありません!
ところがベテランになると、この長雨の裏の裏を読んで
新芽の制御をはかる人もいます
軒下などにおいて雨に当てないんです
いっせいに萌芽し伸びたくってしょうがない新芽は、水が飲みたくって飲みたくって!
それを飲ませないんですね
当然新芽の伸びは制御されます
その間にせっせと新芽の先を摘んでしまいます
機先を制された盆栽君達は、おとなしくなり、徒長をあきらめます
けっこうな頭脳プレーです
2003年4月6日日曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
土払い品500鉢
10日ほど前に隣市の某愛好家さんから土払い(どばらい)のお話しがあって引きうけることにしました。盆栽界で土払いというと、盆栽や鉢などすべての持ち物の売買のことをいいます。 プロでもアマチュアであっても、生き物(盆栽)の後継者がいない場合は売り払うか、さもなくば枯らすことになります...
-
盆栽の究極は古さからくる侘びサビを求めるものですから 当然その器物である鉢にも時代感が要求されます 時代の付いた鉢は、人の手で使い込まれた歴史と温もりが感じられるように変化してきます 無機質な器物が使い込みにより、命を吹き込まれ生き物になるのです これは日本人独特の感性で、DNA...
-
10日ほど前に隣市の某愛好家さんから土払い(どばらい)のお話しがあって引きうけることにしました。盆栽界で土払いというと、盆栽や鉢などすべての持ち物の売買のことをいいます。 プロでもアマチュアであっても、生き物(盆栽)の後継者がいない場合は売り払うか、さもなくば枯らすことになります...
-
盆栽屋.comの「思い出の名鉢」シリーズ(お客様にご購入頂きましたが)思い出深い名鉢をみんさまの鑑賞用に復刻致しました。また、この場をお借りして愛蔵者の方々に感謝申し上げます。どうぞ小鉢の勉強にお役立て下さい。 間口13.6×奥行11×高さ7.0cm 平成17年3月に近代出版より...
0 件のコメント:
コメントを投稿