2003年8月13日水曜日

楓弱る!冷夏の祟り



期待していた楓の調子が悪く、参りました
培養のサイクルを狂わしてしまったようです

春の新芽を摘まずにやや伸ばし加減にしておいたものを
入梅前に一節残して切り込みました
ところが長雨と低温のため、芽の伸びが悪く葉も大きくなりません

そこを急に直射日光にさらしてしまったのでまたまた芽のイジケテしまいました
そんなことを二度繰り返してしまいました

↑の画像が現在の様子です

芽が動いてくれるのを願っているのですが
あいにくの冷夏です
こう天候不順で、急な暑さと涼しさが交互にやってくると根も活動しません

真夏の暑さよ戻ってくれ
暑さが続けば日陰で休ませてやり、根も動くのですが・・・



救いは葉が固まっていることです
冷夏に耐えて、なんとかこのまま秋の紅葉時期まで我慢してもらいたいです
落葉樹は秋の紅葉時期まで葉が付いていれば、越冬にも耐えられます

さてこの後の対策ですが

芽は絶対摘みません
葉も大事にします
それと暑さが数日でも続くようなら、前もってハイポネックス(液肥)を用意しておき
2,000倍にして施肥します

ある程度の暑さが続かないと肥料を吸収しませんから、その点気をつけましょう
強い日差しだけは避けてやります

その肥料を吸収できれば木も勢いを取り戻して根が動きます
しかし、芽は摘みません

液肥のハイポネックスで注意することは
倍率を間違えない
松柏類にはやらない
その二点です

天の神様仏様、どうぞ天気になりますように
(みなさんも一緒にお祈りしましょう)

東北や北海道の愛好家の皆さんは
例年でも以上のことを頭に入れて培養してください
ハイポネックスは効果あります

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