
京都の鉢作家、御蔵山の作品です
血のように赤い釉薬は、鶏血釉(けいけつゆう)と呼ばれています
派手過ぎると思う方もいるでしょうが、できたてのピカピカでも
使い込んで時代感が出てくると、白や黄色の花物や実物によく映るようになります
ところで御蔵山鉢がこの2年くらいの間にずいぶん値下がりしました
値下がり幅は50%を楽に越えています
ものによっては、従来の70%OFFくらいで買えるものもあります
今日も親しい盆栽鉢の収集家がみえて
小鉢の話をしているうちに、御蔵山の値下がりの話になりました
有力な盆栽月刊誌の誌上頒布コーナーで調べてみると
数年前と現在では、やはりかなりの値下がりです
いったいどうしたのでしょう
御蔵山といえば現役中でも中堅以上の有名作家で
評価はすでに定まっている感があったのです
私個人としては、誌上頒布などの評価額がやや高過ぎる感じがして
いままでにほとんど扱わなかったのは幸いしましたが
数多くコレクションされた方もたくさんいると思います
投機で収集したわけでなくとも、やはり評価額が落ちると熱もさめるでしょう
また言いかえれば、評価の高い有名作家が一人減るというこは
淋しいことですし、盆栽界の損失です
残念ですね
もちろん新たに購入するする方は、安い方がいいに決まってます
また、盆栽や小鉢を売買する私としては
どういうメカニズムが働いてこれほど短期間に値下がりしたのか
非常に興味はあります
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